セレクトショップの2019年春夏立ち上がり、何が売れた

有力セレクトショップのウィメンズ春の立ち上がりでは何が動いたのか?各店にアンケート調査を実施した。第3回はトゥモローランド(TOMORROWLAND)渋谷本店の安間早季子ウィメンズマネージャーが答える。
「サカイ」のサロペット

2月初旬にほかの店舗に先駆けてスタートし、仕入れ品もオリジナル品も共に好調。高単価商品が動いたため、客単価は通常よりも高い。アウターはトレンチコートが動いた。「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」の別注トレンチコートとオリジナルのトレンチコートをミックスして打ち出し奏功した。買い付けアイテムでは「サカイ(SACAI)」に好反応で、特にドットシリーズのサロペットやスカート(いずれも9万8000円)が人気を集めた。

新規導入した「ボーメ」のルックブック。2019年春夏は、太陽を浴びたヘルシーな素肌、壁や床に映る美しいシルエット、カジュアルな空気をまとうセンシュアルな女性をイメージしたという

新規導入した「ボーメ(BAUME)」のポップアップイベントも顧客にアピールできた。女性のしなやかなラインをセンシュアルに表現するブランドで、素材は上質なシルクやリネンが中心。価格帯は3万~7万円台。

雑貨は「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」のサンダル(6万7000円、11万円)、「マルニ(MARNI)」のサンダル(7万6000円)、「ロエベ(LOEWE)」のかごバッグ(スモール4万6000円)が動いた。

昨年9月にスタートしたオリジナルブランド「キャバン(CABAN)」も好調で、特にコットンカシミアのパーカ(3万9000円)はシーズンを問わず動く。絶妙なサイズ感と着心地のよさ、加えてカラーバリエーション豊富にそろえたところ主力商品になっている。